様々な国で大事に栽培されているコーヒー。
今回はグァテマラコーヒーについて、カフェ工房のブラジルコーヒー鑑定士に聞いてみました。
グァテマラコーヒー
中米グァテマラは、コーヒーの主要産地であり高品質なコーヒー豆を生産する地域として世界的に知られています。
特に欧米ではグァテマラコーヒーと言えば高品質豆と認識されるほど認知度が高い豆です。
良いコーヒー豆が栽培される理由として標高が高く火山地質で肥沃な土壌が多い事が上げられます。
特にアンティグア地区はグァテマラの中でも品質が高い事で有名で欧米ではグァテマラ・アンティグアコーヒーとして特別に商品化され販売されています。
アンティグアの町は中央アメリカの古都で1773年の大地震があるまではグァテマラの首都として栄え、地震後グァテマラシティーに首都が移されました。
現在は世界遺産として登録されており多くの観光客が訪れる観光地となっています。
三つの火山に囲まれたこの土地は、他の地域と比べても豊かな土壌を形成し、地形も緩やかな丘陵地帯が多いことから農作業がしやすいこともコーヒー栽培に適した土地と言えます。
コーヒー栽培の歴史も古く農園主がヨーロッパからの移民が多いのもこの地区で、その為か昔ながらの栽培方法を守り管理の行き届いた農園が多いのもこのアンティグア地区の特徴と言えます。
アンティグアコーヒーの中でも当社が輸入しましたサンラファエルウリアス農園は、豊かな香りと酸味・コク・甘みのバランスに優れており、後味は上品な甘い酸味を感じさせ余韻が長く続くのが特徴です。
ブラジルコーヒー鑑定士 井口周一
October, 2010
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